ボート競技とは?

ボートって何?

皆さんボートって知っていますか??
ボートというと池の手漕ぎボートやモーターボートを思い浮かべるかもしれません。
しかし競技用ボートはそれらとは全く違います。
ちなみにカヌーでも、カヤックでもヨットでもありません。大学の友達にはよく間違えられますが…。
競技ボートでは脚の力を主に使います。下の図のように漕ぎます。
つまりは脚を曲げ伸ばし、前後に動く力をオールに伝えられる仕組みなのです。
脚から腕まで全身の力を最大限まで発揮できるところが最大の特徴です。

残念ながら日本では知名度があまり高くないため、
ボートと言われてもピンと来ない方も多いと思います。
裏を返せばボート競技は大学から始める人が多く、
皆スタートラインが同じということです。
実際名工大のボート部員もほとんどが大学からボートを始めています!

また、競技人口が他のスポーツに比べて少ないので
毎年全国の選手と戦うことが出来ます。
地方大会で負けて終わり、ということはボート競技ではありません。

ボートの種目について

ボートにはさまざまな種類がありますが、大きく2種類の種目に分けられます。
1つは、大きいオールを1人1本持って漕ぐスイープ種目。
もう1つは、小さいオールを1人2本持って漕ぐスカル種目です。
そして、それぞれの艇で1000mや2000mのタイムを競います。
艇の大きさにもよりますが、全国レベルになると2000mを6分未満で漕ぎます。
自転車で追うのがやっとというスピードを出すこともできます。
このスピード感がボート競技の最大の魅力と言えます。

艇にはオールを漕いで艇を進める漕手と、
艇の方向を定め漕手に指示を出すCOX(コックス)が乗ります。

スイープ

スイープ種目は1人がオールを1本しか持ちません。1本のオールに自分のすべての力を込めて漕ぎます。 1人では進めません。必ず自分の逆側を漕ぐ人と2人1組です。 そのため種目も2人・4人・8人乗りと偶数です。

スカル

スカル種目は1人2本のオールを持ちます。2本のオールを同時に扱うため、器用さも求められます。 左の写真はダブルスカルといって、名前の通り2人乗りです。 1人、4人乗りもあります。

COX

~水上の司令塔~
ボート競技には舵取りをするCOXというポジションがあります。 ただ、COXの仕事は舵取りだけではありません。 漕手はレース中後ろを向いているので、相手がほとんど見えません。 そこでCOXがレースの状況を伝え、勝負所で艇を盛り上げます。 COXの腕次第で艇の進み具合からレース展開まで、全く違ってきます。
体力には自信がないと諦めているそこのキミ!
ここでキミの艇を操ってみないかい?

ボートの魅力

☆解放感☆

普段練習している庄内川だけでなく、レースは県の内外を問わず川・湖などの自然の中で行います。 晴れた時の解放感はもちろんですが、朝焼けの気持ちよさ、夕日や夜空の美しさを味わえるのはボート部だからこそできる特権です!

☆スピード感☆

川や湖がホームグラウンドであるボートは、水面を滑るように進みます。 1人乗りのボートなら疾走する時の音がよく聞こえてとても心地よく、人数の多いクルーボートなら風を切ってスピードを上げていく感覚に病みつきになるでしょう!

☆一体感☆

ボートは『究極の団体競技』とも言われるスポーツです。見た目ではわからないクルーどうしの僅かなズレでスピードが変わってきます。その中で、全員の呼吸・思考・身体の動きのすべてがシンクロした時に得られる一体感は、一度知ってしまったら忘れられない、また味わいたくなる感覚です!

こちらの動画をご覧ください!ボートの疾走感が伝わってくる動画です。

長々と語りましたが、ボートを知るには実際に乗ってみるのが一番です!
ぜひ試乗会で体験してみてください!!